統合栄養学のオンラインスクールInstitute for Integrative Nutrition (IIN)に入学した話を前回のブログで書きました。
(IINに関する記事の一覧はこちら)
本格的なクラスは7月15日まで始まらず、現在はファンダメンタルというコースで事前学習のみしているのですが、すでにIINに入学を決めて良かったと思える学びがありました。
それは、IINが、食事と同じくらい、ライフスタイル全ての要素を重要視しているということ。
この要素のことを、IINではプライマリーフードと呼んでいます。
フードというから少し混乱してしまうのですが、これは食べることは含みません。運動、仕事、信仰、精神安定、人間関係など、食事以外で、心と人生を満たしてくれるものを指します。
実際の食事はセカンダリーフードと言って、補助的なものとして捉えています。
もちろんバランスのとれた食生活は不可欠ですが、プライマリーフードの充実無しには、いくら理想的な食生活をしていても健康的ではないということなのです。
IINの創始者ジョシュア・ロゼンタルは、「オーガニックスーパーで難しい顔で買い物をしている人たちよりも、映画館でポップコーンとソーダを片手に笑っているカップルの方が幸せに見えた」とか、乳製品、グルテン、砂糖を一切摂らないと自慢げに語る人に対し、「君には一杯ドリンク(お酒)が必要だ」などと、栄養学校の創始者とは思えないような冗談を言っていました。
また、彼とIINのディレクターが提唱する食事法 ”90/10 ダイエット”は、だいたい(食事の90%)体に良いものを食べてれば、たまには(10%)そんなに体に良くないものを食べても良い、という極めてゆるいものです。
これは私にとって予想外の教えであり、またとても嬉しく思いました。
というのも、私は栄養学に興味はあるものの、近年SSNやメディアなどからひっきりなしに発信される健康情報に嫌気がさしている自分にも気づき、これは本当に私が学びたいことなのか、ともやもやしていたのです。(もやもやしながらも入学した自分に、今驚きました。)
これまではプライマリーフードなんて言葉は聞いたことがなく、授業を受けるまではIINがこのような方針だということも知らなかったのですが、ファンダメンタルコースで学校の方針を良く理解し、今まで感じていた不安は一気に解消されたのです。※皆さんはしっかり学校の方針を知ってから入学を決めましょう 。
特に、私は心理学や、仕事が精神に及ぼす役割、夫婦や親子のリレーションシップなどにも強い興味を持っているので、IINで学べることへの期待が膨らみました。
ちなみに、今回学んだ中で面白いと思ったのがこちら。
一部の宗教や精神活動が断食を勧めているのは、セカンダリーフード(食事)の時間を減らし、プライマリーフードへ意識を向けることが目的の一つとしてある。
プライマリーフードが満たされるほど、セカンダリーフードへの依存が減る。逆も同様で、セカンダリーフードが詰め込まれると、プライマリーフードを受け入れる余裕がなくなる。
なるほどと思いました。プライマリーフードとセカンダリーフードの切っても切り離せない関係性が分かります。
本格的な授業はついに来週スタート。これからどんなことが学べるのか、とても楽しみです。
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