効率の良い英語の勉強方法を聞かれたときのこと

エッセイ
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先日、効率の良い英語の勉強方法を友人に聞かれたとき、このようなことを答えた。

自分で回答しときながら、その言葉で気付かされたことがふたつあった。

一つめ。私の英語が上達した背景には、たくさんの挫折と苦労と忍耐があったということ。

ニューヨークに初めて来たときから早9年。

相変わらず英語で苦労することは多いけれど、それでも9年前よりはずっと上手になった。

何度も悔しい思いして、イライラして、たまに努力の成果を感じる瞬間があり、それで、やっぱりだめだ、って落ち込んで…の繰り返し。

それでも諦めずに進んでいったら、いつの間にか上達した。

私にもこんなに忍耐強く頑張ってきたものがあったんだ、ってこと忘れてたようだ。

ここ数年、気づかないうちに、楽して早く手にしたいという思いばかり強くなってたのか、ちょっと上手くいかないとすぐあきらめ気味になっていた。

頑張らないのが良しとされる最近のムードの中、やはり努力は必要という自分の気づきに混乱はしているが、「上り坂を超えた向こうにいる自分を思い描きながら、いかにそのプロセスを楽しめるかが大切」ということで今は結論づけておこう。

あるいはこれが間違った思い込みだったと気づく時までは、頑張ることを続けてもいいかなと思う。

二つめ。そして、なんだかんだ言っても一番早い上達方法というものがあって、それは、どんなレベルでも引け目を感じず、失敗を恐れずに実践すること、そして楽しむこと。

私はこれが苦手だから、英語の上達に時間がかかっている。

「英語はハッタリだよ」と、昔、マンハッタンの金融系でバリバリ働く素敵な女性が言ってた。

そう。自分は下手です、って謙遜しても、傷つくことから守る以外に、何にも得してないのだから。

このふたつ、忘れないようにしなくては。

 

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