【NYの暮らし】ジャマイカ人のように働く〜可能性に制限をかけない生き方

NYの暮らし
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“Work Like A Jamaican”(ジャマイカ人のように働く)という表現があります。
これは、「働き者」とか「複数の仕事を掛け持つ」などの意味で使われ、多くのジャマイカ人が一度に2つ以上の仕事を掛け持ち、仕事に精を出していることから生まれた表現です。

【NYの暮らし】連載2回目は、まさにその言葉がぴったりのジャマイカ出身Tさん。20年前にジャマイカから初めて渡米されブルックリンに在住。現在5つほどの仕事を掛け持ちされています。

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やれることは全部試したい

−Tさんがされているお仕事について教えてください。
T:PCの部品販売、オフィスビルの管理、レザーブレスレットの制作・販売、投資、あと木材を使って新しい制作活動もしている。

– たくさんのことをされていてすごく忙しそうですね。
T:そこまで忙しくないよ。ビルで働くとき以外はフレキシブル。働きたいときに働いて、休みたいときに休めるし、家族のために時間を調整できる自由もある。ただ、いつまでもダラダラしないように自分でけじめをつけなきゃいけないけど。

−今されている仕事の中で一番集中されていることはなんですか?
T:自分のビジネスや投資だね。レザーブレスレットはここ2年くらいで大きく成長しているし、投資の方も少しずつリターンが増えてきている。長年やってきたPC部品へのニーズはここ数年でだいぶ減少していっているから、もう潮時かな。

−今後の展望は?
T:自分の可能性に制限をかけずに、箱の外から考えて、やれることは全部試していきたい。いつでも新しいチャンス、自分が成長できる分野を探している。

マンションの地下にあるTさんのアトリエ

ブレスレット製作を始めたきっかけ

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TさんのブランドAndrew Troy Designsのレザーブレスレット

−ブレスレット製作を始めたきっかけは何ですか?
T:最初は今みたいなレザーブレスレットのスタイルではなく、シルバーのバングルに石やチャームをつけた女性向けのデザインだったんだ。それを始めたきっかけは、某有名ブランドのチャームブレスレットを見ているときに、値段はとても高いのに、使われている素材や作りがとても安っぽいと気づいたこと。それを見ていて、こいつらができるんなら俺ならもっといいものを作れると思った。でも実際にやって見たら、デザイン・製造の過程で、経費も時間もすごくかかることが分かったんだ(笑)。それで、元手があまり要らないレザーブレスレットを自分で作ってEtsyのウェブサイトで販売してみたら、少しずつお客さんが買ってくれるようになった。

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子は、親が何を教えてきたかの反映

−仕事と家庭とのバランスはいかがですか?
T:バランスが取れているのかはよくわからない。でも、狭い部屋に住んでいるから、自分が仕事をしている時でも子供たちのすぐ側にいれるのは良いこと。子供たちが何をしているかが目に入り、何を話しているか聞こえ、必要なときにいつでも自分がいる。妻は僕がしていることを理解はしていないけど、いつも協力的。自分の時間を犠牲にして僕が目指そうとしているものをサポートしてくれる。そういう人がそばにいるって言うのは素晴らしいし、自分を信じてくれている人に出会えるっていうのがとても重要なことだと思う。

−NYで子育てをするのは大変ですか?
T:子供を育てるには楽じゃない街。でも子供がどう成長するかっていうのは、育った街がどうこうよりも、その家庭、また親に何を教えられてきたかを反映するものだよね。

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ニューヨークの誰も、自分のことなんて気にしない

−ニューヨークは好きですか?
T:よく、ニューヨークは大好きか大嫌いになる街、と言われているけど、僕は大好き。ペースが早くて、いつもいろんなチャンスに満ち溢れている。物理的にも、なんでも簡単に手に入るからとても便利。車なんか無くても、外に行けばすぐに角にお店があるので何でも買えるよ。

あと、ニューヨークにいるといろんな人に紛れ、自分が目立たないのが心地よい。NYは、一種類のタイプの人間だけでなく、あらゆるタイプの人々によって作られている街だから、誰も自分のことなんて気にしないんだ。それがニューヨークを好きな理由の一つだね。

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Tさん、ありがとうございました!

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