思えば、私は過去15年くらいずっと寝不足だった。
大学の頃から、毎日5~6時間睡眠で頑張って起きる、というのがずっと習慣となっていたのだ。
しかも課題や仕事で忙しいとかいう強制的な理由ではなく、勉強や運動、美容など、自分を磨くための時間を割くために、自ら選んでやっていたことである。
残念ながら私はショートスリーパーとはほど遠いタイプのようで、日中耐えがたい眠気に襲われ、授業中やミーティング中など絶対寝てはいけないような場所から、演劇鑑賞中など楽しみにしていた場所でさえ、頭をカクンカクンさせて眠気と闘っていた。
最近ますます増えてきた白髪を懸念し、ここ1年くらいは7時間は確保するようにしたが、仕事中の猛烈な眠気は無くならない。でも、ある程度の眠気や倦怠感は当然のものだと思っていたし、やりたいことが山ほどあるから7時間以上寝ているわけにはいかない、と現状に不満は抱いていなかった。
しかし最近、アラームをかけずに目覚めるにが体にすごく良いということをふと耳にし、興味本位で実践することに。
栄養学を学び始めたことをきっかけに、まずは自分自身の健康を優先しようと思っていた折のことだから、睡眠時間が増えること(=やりたいことをやる時間が減ること)に今までほど抵抗は無かった。
週末はアラームなしで寝るが、平日は、仕事に遅れるのが怖いから絶対起きたい時間にアラームをセットする。今まで朝3〜4時起き(夜9時に寝るので)だったのを、5:30amにセットするので、だいぶ余裕がある。
実践してからは、自然に目覚めるというよりは、隣で寝ている娘や旦那の音で目覚めること多く、それがだいたい5時前後。たまにアラームに起こされるまで寝ていることもあるが、十分に寝ているので起きるのは辛く無い。
平均すると1.5時間くらいは睡眠時間が増えたので、約8.5時間睡眠。
そうして3週間くらい経った。
睡眠時間を増やしたからといって驚くほどの変化は起きてないし、相変わらず電車では少し寝てる。
でも、やっぱり日中の眠気や倦怠感はだいぶ減ったし、肌や目も生き生きしているように見える。何より、説明しがたい充足感があり、それがとても心地よい。
眠る時間が増えた分、やりたいことをやる時間が大幅に無くなったわけだが、そもそも何をそんなに頑張ってやっていたのだろう?という気さえするのだ。
もう前みたいな慢性的な睡眠不足の生活には戻りたくない。
急に睡眠時間が増えたことは、私の心と体にとって、すごい良い変化となったと思う。
勉強したり、
自己啓発本を読んだり、
美容のために長風呂したり、美顔器を使ったり、
毎日寝る暇を惜しんでせっせと頑張っているあなた。
人間に一番必要なのは睡眠。
これが満たされていなければ、外から何かを付け足しても効果が薄い。
すでに十分寝ている人には、言われなくてもわかっているという感じだろうが、私と同じように頑張りすぎてしまう人にはぜひ試してほしい。
※ちなみに、だらだら寝すぎてしまう人は何らかの要因があることが考えれるので、必要以上の睡眠は勧められない。それについては、またいつか。
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